令和5年度離島ブランディング(島まーる推進)事業

概要
沖縄県民を対象に、離島でのボランティア体験を通じた関係人口の創出を目的とした「島まーる」モニターツアーを実施。19離島・19地域に197名を派遣し、地域課題解決型プログラムを提供した。ツアー造成数は前年比2倍となる329名分を設定し、連携事業者も124件に拡大。参加者の継続関係意欲は100%、SNSや特産品購入など複数の接点で地域とのつながりが生まれた。黒島では初のツアー自走化事例も実現。
課題
ツアーによって満足度のばらつきが見られ、特にプログラム内容と募集内容のギャップ、コーディネーターの対応品質に課題があった。
解決策
事例共有やオンライン・現地研修を通じて、全体の造成品質を底上げ。広報面でもツアー内容に応じた訴求精度を強化。
結果
参加者満足度は「非常に充実した/充実した」が85%、ボランティア体験に対する評価も72%と高水準。SNSフォローや特産品購入意欲などの関係継続率も70%前後を記録し、全員が「今後も関わりたい」と回答。リピーター参加やオープンチャットによる交流も継続され、関係人口創出の好事例が複数地域で生まれた。黒島ではツアー内容を一部アレンジして「しまたび」での一般販売が実現し、自走化1号案件として成果を記録。メルマガ会員数は2倍超、Instagramフォロワーも156%増と、県民ファンの拡大にも成功した。次年度はさらに自走化・自治体巻き込み・早期計画策定を強化予定。