令和6年度離島ブランディング(島まーる推進)事業

概要
令和6年度は「関係人口の創出」を目的に、沖縄県民向けにボランティアを取り入れたモニターツアーを実施。18離島・18地域でツアーを造成し、計226名(うち県内在住者212名)の参加者となった。ツアー数は49本(催行37本)で、連携事業者数は178件に拡大。関係人口形成のきっかけとして、コミュニティ形成や自走化プログラム、SNS・特産品購入への波及も広がり、地域と参加者のつながりを深める実績となった。
課題
催行率低下の要因となった平日出発・長期滞在条件など、参加ハードルの高さが一部離島でのエントリー獲得に影響。
解決策
事前のオリエンテーション導入や広報施策の強化で満足度と参加意欲を向上。島側との調整により条件緩和も検討。
結果
造成定員406名に対して226名が参加し、過去3年間で最多の送客を達成。参加者の97%以上が「充実した」と回答し、88%以上がボランティア体験にも高評価。全参加者が「離島と今後も関わりたい」と回答するなど、関係人口創出に対する成果が明確に表れた。SNSでのつながり継続意向69.9%、特産品の継続購入意向68.1%と、ツアー後の関係維持にも成功。10件の自走化プログラムが一般販売化し、新規コーディネーターや事業者の参加も増加。オープンチャットを活用した地域コミュニティ形成も複数地域で始動し、持続可能な交流基盤の構築が進んだ。