令和5年度離島ブランディング(島あっちぃ推進)事業

概要
県外在住者向けに沖縄の小規模離島へのモニターツアーを実施し、交流人口の創出と地域経済の活性化を図った。全体で282本のツアーを公開し、185本を催行、22離島・23地域に計1,104名を派遣。高付加価値体験やアイランドホッピング、地域資源を活用した特別な体験を通じて、観光と地域のつながりを深めた。あわせて自走化を目的とした人材育成やプログラム開発も推進し、予約サイト「しまたび」への導線強化を行った。
課題
希望者は多かったが、日程調整・旅費負担による辞退が多く、目標送客数2,000名に対し達成率が伸び悩んだ。
解決策
送客率向上のため、参加意思の高い応募者へ優先当選を導入。ツアー日程・集合場所の利便性改善も今後の対応策に。
結果
応募者数は約5,000名と関心は高く、送客者数1,104名で前年比388名増。送客率は9月時点の28.2%から41.9%まで改善。22離島の多様な体験を通じて高い満足度が得られた。新規参画事業者は31社に増加し、地域内の受け入れ体制も広がった。しまたびサイトを通じた予約は625件・1,427名・約964万円に達し、通年での自走化にも成果が見られた。高付加価値ツアーも4地域で造成され、ヘリ遊覧や漁師体験などを通じて新たな市場ニーズを開拓。離島の観光基盤強化とファン層拡大に繋がるモデルケースとなった。